たった一瞬が、私たちを引き裂いた



こんばんは、ただ今帰宅しました…
楽しかった、よ。
やっぱりあそこは心安らぐね。


――でも、やっぱりいざ向き合うとツラい。
が出そうだったよ。



だって彼女私と同じトコ出身なんだもん。
数少ない同郷。


何、で?
何でよりによってなんだろう?


条件が似すぎてて。
苦しい。


私との違いは何なんだろうて。
同じような状況で、境遇で。
なのに彼女なその子とそうじゃない私。



まぁ明らかに私はタイミングが悪すぎたんだけどさ。
彼女いる時期ドンピシャだったし、君帰省したし。
その点彼女は安定した時期だったなぁ…


そして私と君は近すぎる。
物理的にね。
ほとんど一緒にいるじゃない?
だから、きっと私も無理だとは思う。
周りに常に詮索されるの嫌だし、見たくないものまで見なきゃいけないから。



たったそれだけの違いが、けど決定的に命運を分けたよなぁ…



それが妙に切ない。



きっと「支え」を欲してるから。
君が欲しいんじゃない。
誰か、支えてくれる人が欲しい。


けどいないから、こんな感傷に浸るんだ。




君もむごいことをする。

よりによって、なことばかり。
どうしてかな?
早く解放されたいのに。