小栗くん

そういえば小栗くんとどうなったか書いてなかった。
八月の上旬かな、忘れたけど。
彼には「好きな人が出来た」と言って離れてもらった。
泣いてた。
「俺の何がいけなかったか言って」と言われたけど「いけないところは無かったけど、好きになる要素も無かった」と伝えた。我ながら酷だと思う。
チャンスをくれと言われたけどレンとのこともあって、これ以上小栗くんに費やす時間はなかったから断った。
最後に夜景を見に連れていかれて、そこで話をした。
私「小栗くんが思ってるほど私はきれいな女じゃないよ。変に思わなかった?モバゲーで知り合った男を、会って初日で何の躊躇もなく部屋に招き入れたりして。こうゆうのよくするんだよ。セフレだって居たし、きたない女なんだよ。騙すような真似してごめんね」
小栗くん「変だとは思ったけど…そんなの関係ないくらい〇〇が好きだよ。もうセフレとは会ってないんでしょ?」
私「会ってないけど、きっと寂しくなったらまた会うよ」
小栗くん「俺がいても寂しいの?」
私「そうだね。これは私に問題があるから、小栗くんは悪くないよ」
小栗くん「じゃあ…別れてもセフレでいいから俺とも会ってよ」
ということになったけど、誘われるたび何かと理由をつけて会うのを断ってきた。
そしたらメールは来なくなった。
そんな結末。
奴は最後までセックスしたがってたのをよく覚えてる。
会わなくなってからも、ラブホに行こうとか言われたし。
ただの盛りの猿にみえた。