養分

私は誰かの養分になりやすい
人のあるがままを受け入れられないから修正をかけて、嫌なとこが気にならなくなってきた頃には、ほかの女に目移りされてしまう
それまで女の影すらなかった人ですら、修正が終わる頃には、目をかけられ、楽しい方へ行ってしまう
窮屈だったんだろうねぇ
きちんとしてなかった人がきちんとし始めたらモテて、あるがままをねじ曲げたからこそそこにある自分を、あるがままとして受け入れてくれる人の方へ行ってしまう
私はただの養分なのだ
彼が万人に受けるようにプロデュースしただけの養分なのだ

今まで付き合った人もそういう人たちはいたけど
オタ君もそうなりつつある
考えが甘く幼く自分を擁護することに長けてるから生きづらいんだよ、と再三言ってしまって
再三言った割には未だに飲み込んではいないようだけど
もう教育に近いと思う
親子のようだと錯覚する始末
オタ君はセックスしたがるけど、私は子供に抱かれたいとは思わない
気持ち悪いな、とすら思ってしまう
これでオタ君がいい男になったとしても、私は才能を開花させただけの養分として終わるだろう
ほかの口うるさくない女に興味引かれて、居心地の良さを感じるんだろうな

きっともうダメなんだろうなぁ、恋愛とか
これまでの人生経験は私を強くしたけど
純粋に人を愛することはもう難しいだろう

挫けそうだ