不完全な白

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けんか

昨日ンキたんがパチ屋の閉店後くらいに帰ってきて、でも私は拗ねてて、ンキたんは機嫌とろうとベッドで丸くなってる私をずーっとよしよししてた。
私｢いくら勝ったの？｣
ン｢6000円くらい…｣
私｢10時間くらいで6000円てことは時給だと600円だね。低いね｣
ン｢…｣
私｢毎日パチ屋に行って、負けたり、割に合わない額しか出ないんだったら普通に週３くらいでバイトした方が全然稼げるね。私バイトしようかな｣
ン｢それが嫌だから頑張ってんじゃん…｣
私｢でもお金ほしいならしょうがないじゃん｣
ン｢俺バイトするね｣
私｢本来ならもっと切り詰めた生活するべきなんだよ、借金だって前借りだってカード生活だって携帯代期日に間に合わないのだってほんとはやだし、少しずつ減らしていきたいのに、現金がほしいとか余裕がほしいとか贅沢言ってる場合じゃないはずなのにetc…｣
ン｢○ーは現金なくてもいいの？｣
私｢別にいらない、借金減らすためなら懐の余裕なんていらない｣
ン｢……ほんとは16000勝ったよ…でもサプライズしたくて黙ってた…年末にディズニー行くために…チケット買って喜ばそうと思ってたのに。いっしょに暮らしてるから隠せないね…｣
私｢普段いっしょにいられないならサプライズなんてしなくていいよ、そんな余裕ないでしょ｣
ン｢○ー喜ばせたかった…言わせんなー…びっくりさせようと思ったのに…言わせんなー…｣
ンキたんかわいいなぁと思いつつ引っ込みがきかない私。
私｢いっぱい勝てて良かったね、それは前の携帯代に使えるね｣
ン｢……｣
それからぎゅーされてなんとなく仲直り。
普通にバイトしてきたーとかなら快く労るのにギャンブルじゃあ労ることできないわ。
お金よりいっしょにいたい。