不完全な白

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絵

昔から絵を描くときは異常に集中できた。
何も考えずに済む時間になるかなと思って、ペンタブ買って描いてみた。
レンのこととかこれからのこと忘れて、なんとなく描いた女の子。
気付けば目がつりあがってた。





ふとってる?

割り切れない

「生きてる意味あんの?」
「なんでそんなことも解んないの?」
「何もかもが遅い」
「頭使わないなら死ねよ」
「俺のために何か努力した?」
「お前は俺を愛してない」
「痩せるとか可愛くなるとかしろよ」
「早く死ねば」
「前の妻と同じことしてるんだよ」

レンの言い分はたくさんあって
私が如何にダメか
如何に無駄な存在か
死ぬべき人間か
心を切り裂かれるような
痛みでも
私は受け入れなきゃいけなかった

私とレンは
相性が良くなかったのかな
思い返せば、怒らせてばかりだった
このまま離れるべきなのかな
わからないよ
今私はレンに会いたくて
離れて暮らしても
時々会ってくれたらいいなとか
都合のいいことばかり浮かんでくる
割り切らなきゃいけない
繰り返さないためにも
きっと彼はまた私を苦しめるし
私も嫌になって逃げ出すかもしれない
だから
戻れないと腹を区来るべき


わかっちゃいるけどさ
頭じゃ分かるけど
心が追いつかないよ