不完全な白

スポンサーサイト

毎日

レンと暮らす毎日。
ケンカしても何も言い返せない。
レンの不平不満、そう思わせてるのは私だから何にも言えない。
ケンカというか、いつも説教。
常に気をはっていないと、すぐボロが出て叱られる。
お前は俺を想ってない、自己中で自分に甘いだけで、頭を使ってない能無し扱いされる。
「何のために生きてるの?そんなんで生きてる意味ある?どうせ生きてるなら自分の持ってる能力フルに使え。甘えんな。」


あと二日でレンとの暮らしも終わる。
さっきレンがいきなり「そうじゃんね…」と言い出した。
私「どうしたの?」
レン「そーだね…」
私「ん?」
レン「あと二日で帰っちゃうんだもんね…、さみしいなぁ、独りぼっちだ…」
二週間近く一緒に居たけど、やっぱり同棲って疲れる。
寂しさは紛れるけど私は結局いつも虚しいし、大して意味はない。
生活費は全部レンが出してるから家に居ても居たたまれないし。
お正月は実家に帰れなかったし。
友達とも遊べなかった。
レンが寂しくなかったなら、いいけど。
ケンカした時に、「俺に何もしてくれてないんだから一緒に居る意味ないだろ」て言われて、ああ私いつも自分のことで手一杯だからな…と思った。
私は好きな人にはそばに居てくれるだけでいいと思っちゃうタチだから、レンの言う利益不利益の問題がいまいち理解できない。
そんなに利益が欲しいなら、母親とでも付き合えば良い。
何から何まで世話してくれんじゃないの?
なんて。