軽軽しい日記 体重は重いが


序章 何が起きたのか? 2
 2018.10.21 04:06

空鯨(スカイホエール)号にて 
 巽女史が 米国海軍 そして 研究者の艦船へとテレパスをもって 彼らの動向を探り

「猪頭チーフ 軍の衛星やゲーゲルアースの映像も 全て確認させたうようですが その時間 まさにこの海域 いや空域も磁気嵐のようなもので 映像は残っていませんねえ そんなかいわが今 研究者と海軍の間で話ているのを傍受したけど。。。。」

巽女史はかなり凄いテレパス能力を持っていてこの程度は朝めし前です

それを聞き 髭面中年 猪頭チーフが「科学の眼もふさがれていたかぁ こうなると 何者かの意思みたいの感じるなあ」

猪頭氏 かつて特殊捜査班でもチーフをしていたが アースクルーにても チーフ兼空鯨号の艦長にも任命されています

水陸空万能艦である 空鯨号より 小型の空挺で

この海域へ着水して 遺物を探索して それをサイコメトリングすべく

空海豚(スカイドルフィン)号の準備をしていると

いきなり 空鯨号の艦橋指令部へ 真っ白な光と共に 何者かが 進入してきました

すわ 敵襲か?と身構える アースクルーの隊員達

しかし

その光の中から 茶色い僧衣を纏った背の高いスラッとした感じの人物が出現しては 

「はじめまして 私は チベットより本日付けで 空鯨へと配属となりました テンリー ジィイヌ デンともうします よろしくです」と なんとも涼やかな声で と言うよりも

頭の中へ直接 テレパシーにて送られてきました

すると 猪頭チーフ 「おおそうじゃったな今日から配属になると聞いてはいたが まさか テレポートして来るとはな あっはは そうそう 皆に君のこと自己紹介してやってほしい」と笑いながら言うのに 皆 呆れるも 

そこで 一癖も二癖もあるアースクルーの面々をも度肝を抜かれる状況になるとは 皆思わなかったが

僧衣の頭まで被った頭巾を脱ぐや

なんと テンリーと名乗ったその若い男の顔 いや 額には第三の眼 所謂 天眼があって

そこで 彼は その天眼を光らせては 自身のことを全て 皆に示しましては 「この天眼ならば大概のものを見通せます が プライベートなことはNG にしますね」と軽い冗談を言って 皆を和ませて

なんとも 妙な隊員がアースクルーにて加わりました。


空海豚号(スカイドルフィン)  空鯨号が 母艦とすれば 空海豚号は 小型空挺 にして やはり 水陸空万能艇
 
空鯨号より 出航しては 辺りの海域を一周しては サイコメトリングできるものを集めています

島に這えていたらしき椰子の樹木の折れた枝 それに 砕け散った岩の欠片を収集しては

空鯨号に戻った 船員達は サイコメトリング能力者の 
サミュールKデュランが その椰子の枝を右手の五本の指でなぞっています

また 先程 船員に加わったばかりの テンリーもまた 岩の欠片に対して 天眼で見つめています

そして 西虎(さいこ)船員もまた 両掌を頭上にて翳しては左右対称の十本の指の先のみ合わせて三角形をつくり その隙間から 椰子の木を集中して見つめています

このサイコメトリングから 人々が思っていた以上の 想像を上回る事態が起きていたことが判明しました。





  0


prev next

bookmark top

-エムブロ-