軽軽しい日記 体重は重いが


最終章 芸の道。恋の行方はケ.セラ.セラ 17
 2018.9.21 04:02

震災後 四日間 余震に怯えながら 皆 火事から逃げ惑い 瓦礫のなかから なんとか脱出するも 

浅草 そして上野辺りも ほぼ壊滅的なダメージを受けていて

はたまた 幾多もの行方不明者が夥しくも

さて 楽々座の面々は

十二階の崩落 そして 浅草辺りの大火事から なんとか 脱出しては 上野と浅草の真ん中辺りの下谷付近へと

そこの 明王寺の住職のところを頼って 避難していました

芸人たちや 家族と離ればなれになってしまった あの時の子供らを まとめて引き受けてもらい 瓢箪池に尋ね人の看板を建てては その子らの親へ呼び掛けて来て ぼちぼちとそれを見て 訪ねて来ては 再会を果たす家族がいくつかあり

その方々から 感謝されるのだが

李 美々ちゃん 上の空で まだ行方不明の 婚約者 扇亭 横転師匠を心配心配で 夜も眠れず また  
すぐにでも 浅草界隈を走り回っては 探したいところを

毒島氏や野々村氏から きつく止められています

そうです この時 

震災後 朝鮮人が 井戸に毒物を流し込んだとデマが飛び交い 民間人が 自衛団と称して 外国人とみると見境なく
暴行しては虐殺にまで至る時間が多発していた 

大連生まれの美々ちゃんも いつ その標的にされるとも限らないために 飛び出して行きそうな美々ちゃんを  

出ていかないように 咬んで含めて説得して

今は ゲジマユ一家の若い衆や 転倒少年が 浅草中を駆けずりまわっては 横転師匠の行方を探索しています







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