軽軽しい日記 体重は重いが


第五章 陰謀 野望 なんてこったい 13
 2018.4.27 04:00

翌日 帝都日報 にて「大入り満員を妬んで 遊戯亭 小猿 黒い嫌がらせ」のタイトルにて

小料理屋での上野の山猿一派と会合中の写真

そして 金を渡している写真

次の頁には 楽々座の裏部屋にて 白状する 山猿一派の面々の記事が大々的に載っていました

それを見た 古典落語協会では

すぐさま 遊戯亭 小猿を切り離しては

破門 噺家としてのじぁ活動をさせないように

してしまいました

それを見た 横転師匠と野々村座主

「案の定 尻尾切りやがったなあ あいつら」

「横転師匠の料亭での事件の時も 協会が女斡旋のぜげんみたいなことしてやがったのは隠しとおしてたくらいだからねえ 」

「やはり 今の古典落語協会は腐りきってやがる まあ 小猿のやつは自業自得だが しかし これじゃあ 若い芽とか出ても潰されちまうねえ 」

「嘆かわしいね まあ いいさ やつら それだけ 興行がよくないって証だしねぇ」


これにて 小猿の嫌がらせは 終焉を迎えた訳だが

実質 それを指示していた協会は何も咎めなく なんともやりきれない 楽々座の面々でした







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