2018/07/17 23:06
『怨霊黙示録 九州一の怪談』
話題:最近買った本
大正4年に「福岡日日新聞」で連載された恐怖実話「九州一の怪談」を、ノンフィクション作家の菱井十拳先生が新たに調査した内容を付け加えた戦国時代の怨霊譚です。
この怪談は「山田事件」と呼ばれる、宗像地方で起きた戦国大名・宗像氏の跡目争いで側室側に惨殺された正室の山田の君と娘の菊姫、その二人の侍女達が怨霊となり、自分達を死に追いやった者達を祟り続けるという……内容としては「よくある話」ですが、その祟りの規模が尋常じゃないです……。(ーнー;)
「山田事件」の関係者とその一族までが祟られるのはわかりますが……長い歳月を経て、もはや無関係の人間達にまで災禍が降りかかるというのは、もう無差別テロみたいなモノじゃないかと……一応、近寄らなければ大丈夫ではありますけれども……。
だけど、何百年経っても消えない怨みを抱え続けたまま、存在し続けるというのも可哀想な気がします……。(>_<)
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