山奥にある都市


久しぶりの長野は特に目立って変わったところはなかった。
何年もセールをやってる店のように、並べられている服や靴に変わりはあるものの、全体としての形はそのままそこに存在していた。
叔母さんは仕切りに、長野に引っ越してきたらいいのにと笑っていた。或いは泣いていた。僕にはよく違いが分からなかった。
後はとにかく食べていた。もちろん僕の胃は頑丈でも大きいわけでもないので、常になにかを食べていなければならない鼠のように、少ない量をゆっくりと口に入れる。
とにかく食べていさえすれば満足するのだ。
そうして僕はふらふらしながら帰路に就く。まるで台風とかけっこしているような気分だった。
話しすぎてしまったから少し口が退屈だな。
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2018 8/10(Fri)
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-エムブロ-