螺旋状に突っ走って死にたいプロフィール
2014/6/8 Sun 22:05
小説ばかり読んでいると馬鹿になるから、ノンフィクションもちゃんと読もうって思う


話題:今日買った本

小説ってすごく読みやすいから、一日に3冊くらいは読めてしまう

娯楽としては最適だけど、頭を悩ませてちゃんと「考える」ことをしなければ読めないものも、しっかりと読まなければならないと思います





映画化もされているこの本

映画の素晴らしさはまたあとで伝えるとして

この本を図書館で借りて一週間くらいかけて、泣いたり、悩んだり、呻いたりしながら読破

二度と読みたくない!って思ったので買いました

貴重だよねそういう本ってさ


読みたくないのは難しいとか、分厚いからではない


難しい専門用語は使われてるけど、丁寧な解説はあるし、参考書はあるから調べながらも読める

辛いのはあまりにも現実的だから

小説のような虚構ならばハッピーエンドになろうが、バッドエンドになろうが構わない
存在しないのだから

一時的に泣いても笑っても誰かが死んでも
それは虚構だ(もちろん得られるものはあるよ)


ノンフィクションには救いがない

ここでの死はどこかで起こった、今も起こりうることであって
ここでの笑顔は本当の笑顔だから辛い

そして勧善懲悪な話などはほとんどなく、ハッピーエンドはわずかで、明確なバッドエンドさえも許されない

とても曖昧で、読んでいる側がしっかりと考えなければならないようにできている

現実は残酷で、無慈悲なのだ


レナードの朝は、とある医者の患者達と向き合った手記である

こんなことを言ってはいけないが、エンターテイメントな虚構のお涙頂戴物より泣けるし
泣くことに対して罪悪感さえ覚える
泣く権利が自分にあるのかと考える


辛いのだ

考えないことを許されない

ただ泣くことを許されない

そんな本はそうそうない


良い本に出会ったなと思う

あえて本の内容には触れない

もし少しでも興味を持ったなら自分で調べて欲しい


そして考えて欲しい






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