infinity

輝き続ける光った星
 6月22日 01:19

タイバニ 兎虎













信じてなかった訳じゃない

勿論信じていた

でも信じていても助けに位行かせてくれよ

相棒だろ?






ピッ…ピッ…ピッ…

無機質な病室に響くたった一つの音
ベッドの上には俺、その横にはバーナビー
2人の間に会話はない。沈黙が続いている。もう何十分この状態なんだろうなとボンヤリ考える。確か3時にカリーナ達が花束を渡しに来て、その15分後にこいつが来たからかれこれ30分経っている。長すぎる。


「…馬鹿ですか貴方」

突然バーナビーが口を開いた

「ハンドレットパワーが使えなくなった貴方があんなヤツに立ち向かうなんて馬鹿ですかオマケに怪我なんてして入院なんかして馬鹿ですかいいえ正真正銘の馬鹿ですね」

漸く口を開いたと思えば罵詈雑言の嵐。ムカついて反撃に出る

「ならお前だって何だよあの戦い方は無茶苦茶でギリギリだったじゃねーか!」

「今回は計算してあの戦い方だったんです!」

「嘘つけ!どうせミスったんだろ!」

「貴方の事考えてたら僕だって少し位ミスだってしますよ!大怪我して入院してその前には喧嘩して…僕だって心配…位…しま…す…」

「…バニー………」


「わ…悪いですか!」

「悪くねーけどその…」

何こいつ可愛い。喧嘩したの気にしてたのか

「…すいませんでした
あの時は言い過ぎました」

「…俺はお前を信じてなかった訳じゃない。大切だから、大切な人だから助けに行ったんだ。昔亡くした…あいつみたいな目に合わせたくなかったんだ」

「オジサン…あの…キスしてもいいですか…?」
目を瞑って肯定を示す。さらりとした髪の毛がかかる感触に間近にいるんだと感じ胸が高鳴る。後凡そ5…4…3…2…1…
「そろそろ面会の時間よハンサム」
「ちょっと帰るわよ!」
「ロックバイソンの所行かなくていいのー?」


「「「「「……………」」」」」


空気が凍った

「タイガー貴方…ハンサムに食べられたのね…」
「な…っ!ちがっ「そうですよ?」

「男…パートナー…キス…はは…ははは…」

「ちょっブルーローズ!?」

「お前等皆帰れえええええ!!!!!!!!」


その後、病院に注意を受けヒーロー達は暫く面会謝絶となった




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