18/04/03 22:00 (:読み終わった本)
  三月に読んだ本のメモ・その1

英米の名作ホラー短編集第2弾。
表題のダール作『南から来た男』とトリの『隣の男の子』は心臓がギュウウウと縮こまるスリリング系。ポー『ナンタケット島出身のアーサー・ゴードン・ピムの物語』のアレンジ作と『エミリーに薔薇を一輪』は描写の気持ち悪さと不気味さにゲェー!となる。ホラー?とは思ったもののスティーブンソンの『小瓶の悪魔』は読み始めたら、あまりにも面白くてハラハラドキドキしながら一気に読んでしまった。どの話も粒ぞろい、満足の一冊。


図書館本。この著者の鳥の巣絵本を持ってるので借りてきた。恐竜から鳥に進化した所から始まって、なぜ鳥が卵を巣に産むのか、どんな巣があるか、どうやって作るか、変わった形になる理由は?鳥と人の関わり方は?etcを可愛いイラストで説明するのでスラスラ楽しく眺められる。されど鳥の巣、面白い。いつも鳥図鑑でハシビロコウさんの隣のオマケみたいにチマッとしたスペースにいるシュモクドリの巣がとんでもないインパクト!突然この鳥に興味が湧いてきたッ。


図書館本。
あんなに日本人に大人気の印象派の作者達が苦労していたとは。当時はボロボロにコケ落とされて長い間認められずに貧乏だったなんて。
それでも自分の描きたいものを最後まで描き続けていた彼等の意志がカッコよくて見習いたい。
美術書としては、小さい図ながらも絵のチョイスもよくて、モネやドガさえも茶目っ気たっぷりのデフォルメキャラになってるので、面白くて内容も頭に入りやすい。
ピサロとモネの色合いがキラキラ可愛くて好き、セザンヌの飛び抜けた感にもびっくり。


胸キュンアニマルの絶妙なショットに、名言を今風にサラッと変えたメッセージが添えられた癒され本。表紙の皇帝ペンギンの親子に出オチ感があったけど、さらさら眺めても解説をじっくり読んでも楽しい。本書の使い方のひとつに載ってたように好きなページを切り取って、自分の部屋の壁やトイレに貼って思いを馳せてボンヤリするのも、落ち込んだ友達にペロッと渡してあげるのもいいかも。


図書館本。厨二心そそられるデューラーの版画とメタリカの某曲の黙示録の四騎士と蒼ざめた馬がもともと好きだったので。
田舎町に怪しげな魔女が3人現れた辺りから楽しくなり、ヘニョっとした青年マークとハキハキしたジンジャーの恋模様も気になりつつ、冷や冷やワクワクしながら読了。
どうしていつも犯人ったら好感の持てる一見良さげなキャラなのか…、私応援してたのに。
あと魔術には毒薬と媚薬が根源にあるという魔女の発言に眼から鱗。
そうか、手から魔力云々より医薬毒薬のが現実味があって面白い!毒薬のことにますます興味が出てきた。

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