BLONG


ありがとう
1月1日 21:09


サクラ(猫)が午前に亡くなったと父から電話があり、急遽実家へ行ってきました。(ちょっと長くなります)















出会ったのは結婚前に働いてた職場で、観光客によくついてまわる猫だった。だから誰かが連れてきた猫だと思ったら野良だった。車も多いし、食品扱いありで、置いとく事ができなくて、なくなく支配人は遠くに捨てに行ったり。それでも次の日には戻ってきて、心配だから動物病院連れて行きますってお客さんがいたけどその翌日にまたいたりと出会いに色々ありすぎて迷ったけど、『今日いたら連れて帰る』と思った日にちょうどきてくれてミルクあげた。でもやっぱり飲食だから中には入れられなくて、外に出したらそれっきりかも知れなかった。当たり前だけど約束なんてなかったよ。それでも帰りに猫の鳴き真似したらどこからともなく現れて、一緒に帰
った。


あの日からサクラは家族だった。


一緒に家に帰るとき膝の上でゴロゴロいいながら寝てたこと、最初は誰にでもなついてたのに、抱っこ嫌いな猫になった事、背中から飛び乗る特技、お風呂の蓋で寝たり、また一回だけ失敗してびしょ濡れになったり、屋根裏から降りられなくなった事、綺麗な尻尾が車に引かれた事、ずっと隣で寝てくれてた事。
いつだってサクラは側にいてくれた。

結婚して同居になって連れていけなかったこと、その後もペット禁止のアパートに引っ越して連れていけなかったこと。ごめんねって思った。

でも、もうサクラはあの家で過ごすのが日課で決まった場所で寝て、夜は必ず誰かと寝て……そんな生活を壊すのは私が嫌だったんだ。


死ぬ間際には間に合わなかったけど、最後に会えてよかった。抱けてよかった。いつだって実家に帰るのはサクラがいたからだ。


いっぱいいっぱい、ありがとう。多分実家で飼う猫最後かもしれないけど、今まで本当にありがとう。

迎えにバトとソラが来てくれてると思うから歴代の猫たちと仲良くね。




バイバイ、サクラ。



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