今日もまたエアコン効いた部屋の中

浮かない顔して閉じこもる君を

僕は見ていられないまま

その手を突かんで外へと駆け出す

太陽にジリジルと焼かれながら

坂道駆け下りたその先には

人でにぎわう白い砂浜と

どこまでも青い海が広がっていた


そりゃ世の中うまく行くことばかりじゃない

今ここで楽しそうに遊んでいる人たちも

いろんな苦しみ抱えながら生きている

けどそれでも笑顔でいられるのは

きっとすてきな仲間との出会いがあるからさ

なら僕たちも探しに行こうよ


どこか君が笑顔になれる場所を



海の色のパラソルの下

二人でかき氷食べながら

黙って水平線に浮かぶ

小さな白い船をしばし見つめる

砂浜で遊ぶ子供たちの声が

どこかずっと遠くから聞こえ

ただ寄せては引く波の音だけが

やけに大きく耳にこだまする


そりゃやらなきゃいけないことはたくさんあるさ

時にはすべてを投げ出したくなるけど

どこかにおもしろいものも転がっているはず

海を見つめる君の横顔が

ほんの少しだけ嬉しそうに見えた

ノルマはいつもつらく重くのしかかるけど

焦らずゆっくり歩いていこう


誰よりも輝けなんて言わない

誰よりも前に立てとは言わない

たまにちょっとそこらで腰下ろしながら

君にとっての一番探しにいこう

一緒に１歩ずつ踏みしめながら