話題:今日の音楽



雨が降ったからいつもの!!!
(※不健康ランド恒例行事)

ーーーを、貼りますが、今回はちょっと趣旨を変えてお話をしますね(ん?)。
或る男の切な物語です(んん?)。



不健康ランド恒例の「Rain」ですが、これは云う迄も無くPaymoneyTomyPainの曲です。
と、同時にボーカルのKさんが生前最期にレコーディングした曲です。

PTPは(特に初期は)、基本的にギターのパブロ先生が曲を作り、皆でジャムって完成させてゆくスタイルでした。
しかし曲の決定権はほぼ100%Kさんが握っていました。
何故ならメロを作るのがKさんだからです。
Kさんがピンと來ない曲は基本的に無反応でスルーされ、永久ボツと成るのです(笑)。
(逆にKさんが「格好いい!」と思った曲はその場で直ぐにリアクション、或いは唄い出すこともあったようですが)

詰まりパブロ先生が必死に曲を作っても、全てはKさん次第。
「常にKを本氣にさせるために曲を作っていた」と公言するパブロ先生。


そんなPTPですが、後期は行き詰まり筆頭に不仲と云うか不協和音が生じます。
そんな中パブロ先生は
「昔みたいなことがやりたい。俺が作って、『パブロの曲、やべぇ!』てみんなが興奮して、Kが唄って、みんながぐちゃぐちゃになるような……」
と、原点回帰を目指し、人を遮断し病みつつも曲を作り続けます。
Kさんはそんな空氣に追い詰められ……たのかは判りませんが体調がどんどん惡くなり、結果、入退院の繰り返し。
そんな中、Kさんは亡くなってしまうんですね。


以前パブロ先生は「Rain」についてインタビューで
「凄く不思議な曲。Kが詞を書いているのに、まるで自分の言葉のようで(要約)」
と答えていました。
手前はその時、「プライベートのことや恋愛のことかな」とぽけーっと思っていたのですが、


「曲作りの時に入れ込み過ぎて、それでKのことも追い詰めちゃったのかもしれない、て思いにも至って」

「良くしよう、と思ってやったことが全部裏目に出ちゃったって云うか」

「PTPに関してだけは、時間を巻き戻したい瞬間が沢山ある。もっと楽しい思い出に出來た瞬間がいっぱいあったんじゃないかって」

「自分の心にもっと余裕があって、あいつと話していたら、自分の中にあいつとの思い出とか記憶とかもっとあったのにな、て」

「でもそれをしたら4枚目のアルバムは出來なかったし」

「でも、カッコいい音楽を作るよりも、楽しい思い出が多い方が良かったな、て」

「カッコいい音楽を作ることは大事だけど、結局自分の中にも残るのは音源でも売上でもなくて、思い出だから」


と、云うパブロ先生のインタビュー(※全て要約)を拝読してしまったらですね、


「Rain」は 完 全 に K さ ん を 思 っ て 先 生 が 泣 い て い る 曲 に し か 聴 こ え な く な り ま し た 。


もう一瞬もラブソングに聴こえません←
そして切なさだけが倍増です。
以上を踏まえて貼っておきますね( ・∇・)←




youtu.be
(PaymoneyTomyPain「Rain」)




ミュートで詞だけ眺めるのもオツ(聴けよ)。