話題:妄想を語ろう
「カルエゴ君、一緒に散歩でも」
庭へと誘う オペラ
「何か知らんが絶対嫌だ!」
オペラの耳と尻尾はご機嫌そのもので
だからこそ拒否反応のカルエゴ
「まぁまぁ、そう言わず。お待ちかねですよ」
「ん‥森の奥の、何だ‥あれは」
うずくまる 半魚人
「主です。半魚人皮をお召しになった主です。」
半魚人の塊を紹介するオペラ
‥どうも 半魚、いや
半分半人前の出来損ないです‥あぁああッ
「おい!ネガティブモード爆発しているぞ‥この皮は、半魚人の最期は!?」
「確か、、これこれ云々で自分で最期を」
オペラの言葉途中で
半魚人の皮を脱がせるカルエゴ
「しっかりしろ!」
カルエゴの言葉に無反応
そのままパタリと寝てしまう。
「オペラ先輩‥これはいくらなんでも酷い」
ヌタヌタの主を抱き上げ
「‥バスルームお借りします」
目を伏せたまま屋敷へと向かうカルエゴ
残されたオペラ
まるで空洞の様な抜け殻を見下ろす。
その目は思案を巡らせていた