19/11/04 00:36 (:貝木泥舟)
  不毛な会話809
話題:妄想を語ろう
貝木さん、泥舟さん

ずりずり這いずる主

「這いずりながら俺の名を呼ぶな‥眠いのか?」


ねむ、い‥です。


「ちゃんとベッドで寝ろ‥。ほら」


好きだから膝を


「‥なんだ?」


隙あらば膝枕を


「まぁいい‥聞き間違いだ。分かった、少しだけ膝を貸してやる」


はいー‥


貝木さん、ありがと

「あぁもう寝ろ」


‥大好きで す


遠くで聞こえた言葉は
俺の耳に溶けて


消えた


急いで彼女を見たが
一時間以上も前から眠っていたかの様な顔で

深い眠りに就いていた。


スゥー‥スゥー‥


膝に温もりが伝わる
スゥー‥スゥー‥ス

敢えて
呼吸を合わせる


彼女の手に
自身の指を這わせた

すると、意に介さず
ぽてん と


ブランケットに
手が投げ出される


スゥー‥スゥー‥
溶けて一つに成る感覚


(あぁ‥俺も眠いな)

もう、いっそ


抱き締めて眠ってしまいたくなる


「‥おい、起きろ」
‥鼻を摘ままないで下さっ!‥苦しッ


「いつまでも寝ていると高くつくぞ」


おいくらですかー‥

「自分の身に危険が及ぶぞ」


‥お任せしまース‥

ペーン


頭を叩く貝木


「こら!寝ぼけるな」

寝ていて、
きちんと聞いてないな


主の無謀と無頓着

0




*#

[top]
-エムブロ-