紅茶一杯。



言葉遊び19。
2016年7月3日 18:22


全部夏ってやつが悪いんだ。

下記の文章に言葉を足してみてください。暇潰しにどうぞ。


1、白羽の矢が立ったのは
→まだ何も知らない赤子で、母親は発狂した。
生贄にする為に生んだんじゃない、殺すために育ててなんかない!と叫び、邪魔者として処分された。
皆の為だとお互いに監視しあい、赤子は何も知らずに健康に育った。
美しい姿に育った元赤子は皆から大切にされ、約束の日に皆の為に生贄として捧げられた。
これで数年安泰だと喜び宴を開き、翌日全員死んだ。
あちこち転がる死体を眺めて居たのは元赤子で、小脇に母親の頭蓋骨を抱えていた。
『彼女』の願いは無事に成就された。



2、夢に苦しむのは何故?
→悪夢ばかり見るんだよと彼は言った。
妙に生々しくて怖い夢だと怯えていた。今も感覚が残ってるみたいだ、気持ち悪いと手をタオルでしきりに拭っていた。
あれがもし前世だったら生きてられないと苦笑する。
カウンセリング受けてみたらと勧めたら、疲れた笑顔でそうすると頷いた。
受診後、彼は屋上から飛び降りた。



3、謀(はかりごと)ばかり上手くなって
→好意を素直に受け入れられなくなった。必ず裏があるんだろうと疑心暗鬼になる。自分がそうだからだ。



4、それを罪だと思うなら
→俺なんて毎日沢山自分の子供を殺してるよ。考えてグダグダ不幸に浸るくらいなら、酒呑んで寝とけ



5、誤りを正せずに、知らない振りを決め込んだ
→冤罪の誕生である。



6、重ねた恋は貴方に会うためね
→と、テクニックを駆使してご奉仕してくれた彼女を、彼氏は新品がいいと捨てた。



7、堪えきれなかった涙を拭う
→君がえらく興奮して発情した目で見てくるので全力で逃げた。
おかげで涙は引っ込んだよ。



8、歌姫に身を焦がす
→愚かな男が、いつまでもなびかない歌姫に業を煮やし、ついに実力行使した。
ベッドに押し倒し美しい歌姫に覆い被さり、服を乱暴に引きちぎる。
長い長いスカートを勢いよく剥ぎ取り、待ち焦がれていた歌姫の裸には、愚かな男と同じものがあった。そして知る限りの誰よりも立派だった。
目眩を起こしベッドに沈んだ愚かな男の肌に、歌姫のハイヒールが食い込む。
「秘密を知ったからには覚悟しろ」
愚かな男は、絶望と共に高揚感を自覚した。



9、散々とした僕の世界
→だけど抜け出す努力はしない。結局僕もまんざらじゃないんだ。



次に回す人→フリー

ありがとうございました。

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1番目は処分される前日に母親が母乳を与えながら、願いを託した。(から、赤子が生贄になった際に願い事が届いた)


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