声のない世界



挨拶する事はまれ
気まぐれ
小さい声で

恥ずかしいの
目線を合わせるだけでも
なんか恥ずかしいの

心を見られて居るようで
恥ずかしいの

見つめないで
笑顔で誤魔化す事しか
出来ない私だから

誰の記憶にも
残らない

誰によばれるでもない

一人きりの声のない世界

一度目のディナーは
貴方から

二度目は
私から?

見ても平気って
思った

何を心に秘めてるのか
知りたくなった

2つのアップルパイ

なんか恋愛感情生きてるけど
半分死んでるわ


なんか寂しいって
思うの

何のために働くの?

貴方にやっぱり
認めて欲しいから?

時間と命削るのね?

不安なのね?

失敗が恐い
許せない

焦る
苛々する

八つ当たり…

真ん中だけ暖かいなんて
許せない

寒い離れ小島
仲間ハズレ気分

やっぱり一人よね?

結婚しそうにない友人が
結婚していた

私には納得出来ない理由で

それもひとつの形なんだと
飲み込めなかった

好き
嫌い

好き

障害だらけ

久し振りに買物に出掛けた

もうクリスマスの装い

それがいっそう心に刺さった

働き詰めな昨日の今日

静かな空間
寒い室内
明かりは付けない

見つかりたくない

たぶん今日は
会えない

大変だもんね

そして今
するべき事がわからない

何故機嫌が悪いの?

貴女も私を
呼ばなくなった

そう
呼ばれない事が
一番悲しい

名前を呼ばれる事で
救われる事もある

たぶんもう呼ばれない
そんな気がする

一年前に壊れてしまった
心は戻らない

大人になりました

責任ある位置に居ます

理解してくれませんね

本当に

私は頑張ってる
無理してる

全てが怖いの

失敗も成功も
恋愛も家族も
社会も他人も
自分さえも

自分の考えで
誰かの世界を
壊して居るのだから

指示も命令も
キライ

好きにやりたい

自由で在りたい

だから
一人きり

声が無い世界に
またこもるの