偶然




「お先で〜す」


ドアぐちで
そう言い
ドアノブに手をかけようとしたら
ドアがボクに迫って来た


「うわっιうわっι」


向こうから来たのは…


K先輩…


ボクは…
鼻擦りましたよι
顔打たなくて良かった…
鼻潰れたら…
余計不細工になっちゃうしι


何かね…


御免


の一言で終わらされてしまったι
納得いかんι


せめて…


大丈夫?


くらい言って下さいな…


そんなんだから
御免に対して
何も言わず
その場を去りましたとさぁ…


良いや…


終わった事だ…・・・


起きれないι




毎朝5時に起きてるけど…
昨日といい
今日といい
起きれて無いι


母さんが起こしてくれなきゃ
間違い無く遅刻だなι


どうしたもんやらねぇ…
眠れない訳じゃ無いし…
寝るのが遅いからか?


心なしか
曜日も日も狂ってるし…
胃は痛い気がするし
吐き気がするし…


ほんの前の状態に
戻ったなぁ…


体調が崩れてきたんだなι
熱は出ないだろなぁ…


後1日―・・・


・・・




夜闇に背を向け
月は雲隠れ―・・・


真夜中にソッと詰め込んだ
ガラクタ箱を引っくり返して


震える背中―・・・


溢れる物は
止めどなく流れ落ちてく…


昔からそうだった…


暗い部屋で
1人きり泣くあなたを
見て来た…


差し出す手は
あまりに無力過ぎた…


何故大人では無い?
何故奴等よりも先に生まれなかった?


一番
大好きで
笑ってて欲しいのに…


全てはあの人の為だった…


あの頃は…


今では自我が邪魔をする…
自分を棄てれたら
どんなに良いかな…


ずっと悩ましてる…


笑顔が見たいのに…
大人になったくせに
まだ子供で
自分の事ばかりで
口が挟めなくて…


ただ待ってる…


何かをぶつけたら
壊れそうなんだもの…


どうして良いのか…
実際わからないんだよ…


ただ…


あなたには


泣いて欲しくないんだ…・・・


月は何時になったら
顔を見せてくれるのだろう…・・・
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