*昔話*




雛が飛び立つ
イメージじゃった


立派な雛とは言えず
未熟な
本当に未熟な
雛じゃった


親鳥は
忙しくて
雛を可愛がってやる
余裕もなく
大切な一羽の雛が
巣から居なくなった事にも
気付きもせんかった


居なくなった雛は
自分を求めて
または
自分を愛してくれる
誰かを
まだ幼い羽で
必死に羽ばたいて
探しておった


休むまもなく
必死に羽ばたいて
一つの安らげる場所を
見つけたそぅな


雛は心から
そこに居りたいと
思っとったんじゃろうか…
儂にはわからんが
幸せ…
だったんじゃろうのぅ…


3年ほど
雛はその場所で
慎ましく生活を
続けておった


続ける中で
親鳥に会う決心が
ついたんじゃろのぅ


今度こそ…
認めて貰う為に━・・・


親鳥は雛に言ったんじゃ


「認めない」


とのぅ…


さぞ…辛かったじゃろぅに…






雛は離れながらも
きっとこう思っとった


親鳥が
元気で在ります様にと…


親鳥の元へ戻れん
理由があったんゃと
思うんじゃ…


気が付けば…
気持ちとは違う行動
を取っては
後悔し
後悔改め
もぅ一度
温かい親鳥の元へ
愛情を求めて
帰りたかったんだと思うんじゃ…


あの人に
愛されたいと…
思ったんじゃ無かろうかのぅ…


認められなかった雛は
安らげる場所で
何時も通りの生活を
しておった


そんなある日じゃ


何の前触れも無く
雛はソッと
息を引き取った…


未熟過ぎた雛が
本当に…
飛び立ってしまったんじゃ…


親鳥は
亡骸の前で
泣いた


雛が生まれた日を
雛との思い出を
心に溢れさせて
涙を流した…・・・


沢山流れた
涙は風に運ばれて
雛の魂と共に
天まで昇って
雛の笑顔が
空に映って
青空を作ったんじゃ…







雛の大好きな
色じゃった…・・・







おしまい


うぉぉ〜




滅茶苦茶寒いι


はぃ、残業帰りです…
今朝いきなり言うんだもんなぁ…
忙しさなら…
先月と変わらんゃんけ
(怒り心頭


あぁ…残業すると…
お腹が悲鳴を上げますι
あ"ぁ…気持ち悪い…


お腹空きました
(*´Д`)=з


んで…何故か涙目なんですι


あの静かな空間で
近い距離で
静か過ぎるのに笑えて
妙に緊張して
お腹鳴るんじゃないかと…
焦ったι
無言の沈黙が…痛かったι


(早く終われぇ〜)


ずっと思った…


おかしいなぁ…ι


こんなはずでは
あれが終わるまでは
これを…
何回繰り返すんだろう…?


うわぁ…嫌だな


ハハハ…


さて…帰るかι


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