唐突に始まる会話SS、お許しください。



鳴狐(お供)「子狐コンコン山の中ー♪」

鳴狐(本体)「山の中ー♪」

小狐丸「草の実潰してお化粧したり、もみじの簪つげの櫛ー♪」

三日月「何をしておるのだ?」

鳴狐(お供)「これはこれは三日月宗近様!
主様がコンコン咳をされているので、元気づけようとした次第でございます!」

小狐丸「コンコンというよりゴホゴホされておるがな。」

鳴狐(本体)「大典太光世が傍に控えてる。」

三日月「確か上の弟君が熱を出したとか言うておったな。」

鳴狐(お供)「そのあと主様とご母堂様にもうつってしまったようです。」

子狐丸「この時期の流行病ではないのか?
いんふるえんざとやらだったか…。」

鳴狐(お供)「主様曰く、『インフルだったら気持ち悪くて身動き取れないし熱も40°くらいまであがるから、これはインフルじゃない。』とのことです。」

三日月「医者にはかかったのか?」

鳴狐(本体)「今日にでも行くって。」

鳴狐(お供)「日曜日でもやってる所にいくそうです。
救急外来の医院は主様の職場の店長様曰く、『インフルエンザ患者ばかりだから、マスク3重くらいにしていけ!』と言われたそうです。」

三日月「今剣が言ってたが…主は出不精だから医者にかかるのも嫌がりそうだがなぁ…。」

鳴狐(本体)「熱さまシート貼ってご飯食べて寝てれば治るって言ってた…。」

子狐丸「やはり大典太光世だけに任せることは出来ぬ。
我らも看病に馳せ参じようぞ!」


襖スパーン!


加州「子狐丸、ステイ。」

乱「主さん寝ちゃったからね。休ませてあげてね。」

加州「騒がしそうな短刀達は一期に回収任せたし、五月蝿そうなデカイのは山伏や長曽祢さんに頼んで撤去してもらったから、あとは…」

鳴狐「徘徊するお爺さんを引き付けた上で待機。」

三日月「あなや…。俺の事か…
小狐丸もグルだったのだな。」

小狐丸「ええ、見事に引っかかってくれて良かった。」

加州「鳴狐、引き続きこのお爺さん'sの相手頼むね。
鶯丸と平野と前田も置いておくから。」

鳴狐(お供)「かしこまりました!」

小狐丸「今シレッとこの小狐丸も待機組の中に入れられたな…。」