空腹のわたしには、少しきつかった。友人と会うまでの時間にと思って買った吉本ばななのとかげを読むのを途中で止める。今朝、彼が置き手紙を書いて仕事に向かいました。わたしの声や仕草、考え方、全部が好きだからさ、手紙で伝えたのは実際に話すとどうしても言葉が引っ込んでにまいそうだったから、と。
信じて待つ、と。少し退屈で嫌だなあって、この街に思ってて、そこに現れたのは彼なのに。光を、灯してくれた。まばゆい瞳で、好きだよ、と。

簡単に言えないのは、恐れているからよ。今日は、友人と遠出をするのよ。
もう長い仲で、わたしが楽になれるようにと願ってくれている唯一無二の、彼女。




簡単に言えないものを、覚えた。あまりにも大きなものと時間を与えてくれたと、どこにしまおうか、と。わたしは、小心者なのかなあ。
気持ちの良い凪の海に、逃してあげて、いまは休憩。ああ!お腹すいた!