りいとの。


今ならわかるのに 1
2013.7.11 15:43

それは13年前、私は10歳。
母の上の姉であり、私の伯母
陽子伯母さんが容態が悪くなり、
寝ててもしんどそうと
母から聞いた。


乳癌が再発したらしい。



陽子伯母さんは、気前が良く
姪の私に親切にしてくれた。
特に、祖父宅で私が横になっていると
おでこから髪へとうつり
またおでこから…と撫でてくれるのだけど
とても気持ちいい。


そして


…最後は、何故か耳たぶを
モキュッ!(`・ω・´)!
←※癖らしい(笑)

よくごはんにも行ったり、母と
親友のような姉妹で仲良かった。

間もなく陽子伯母ちゃんは入院。



医師から第2ステージだと告げられた。

だから母は、必死になって
癌に利くと言われる木の実や
治療の本を読み漁ったりした。
一方、私は「まだ若いから治るだろう…。」と
特に気にしないで見舞いにも
行かなかった。



ところが、8月21日で
陽子伯母ちゃんは52歳で永眠。
嘘だと思った。私は涙が止まらなかった。

それからお通夜に入る準備の前に
ツー…ッと伯母の遺体から涙が零れた。

口もいくら戻しても閉じない。


「病院に早く行ってれば。」
みんな親戚中、そう思った。




…この事をヨシコちゃんに
久々に話た。
ヨシコちゃんは陽子伯母ちゃんの
仕事仲間だったのだ。
「あの時、りいとちゃんずっと泣いてたもんね。
伯母ちゃんが涙を流したのは
娘の愛ちゃん(当時19才)と
あなたのママとあなた達(私達姉弟)を
残して去るのと
口が開いてるのは、言いたい事があるから」
と言われた。


実はヨシコちゃんには霊感がある。
これからスピリチュアルな話。

その2につづく。。


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