恋は路傍の花
2018/10/17 22:31
君に届かないこの想いが明日を壊すことに怯えてる
サロメが銀の大皿に乗った預言者ヨハネの首を恍惚と眺め、時には接吻している場面。彼の生前には決して彼女は彼との接吻が出来なかった。男の死によって彼女は初めて男への永遠の愛を成就した
ルウ「読書の秋っちゃ秋だがよ…これ読書の秋に読む様な内容じゃねえぜ」
ベック「この救い難い内容は確かに読書の秋には合わないかな…」
ヤソップ「確かに救い難い内容の様な…」
ベック「足を痛めてしまって、あんまり外を歩けないから暇な時間は本を読んでる」
シャン「本当に本が好きだなあ、ベックは」
ベック「本って、閉じている時に中で何が起こっているのだろうな?って考えたことはないか?
紙の上に文字が印刷してあるだけだけど、きっと何かがそこで起こっているはずだって…
だって開いたとたん、一つの話がすっかりそこにあるんだ。まだ知らない人びとがそこに居て。ありとあらゆる冒険や活躍や闘いがそこにあるんだ
…これは、俺が愛してやまない本の主人公の言葉だけどな…」
ヤソップ「お前…本当にあの本が大好きなんだな…」
ベック「俺は特別なんて言葉はあまり使いたくないんだが…あの本は特別だ
教訓めいたことじゃない もっともっと深い あの本は 1つの世界なんだ
表紙と言う門を開けば誰もが あの世界に行けるんだから
…それはどの本にも言えることだけどな」
シャン「読むものが児童文学が多くねえか?」
ベック「児童文学をバカにするなよ?面白いんだぞ 児童文学」
ヤソップ「しかし…お前は本当に何でも読むんだな」
ベック「面白い本は何でも読むぞ(笑)」
b o o k m a r k
p r e v n e x t
g o t o t o p