0107○。おぼれてこぼれて
地獄の連勤終わりました、ぺぺです。

疲れのあまり宮井に八つ当たり酷かった
です、宮井の根気もより一層すごかった


宮「お仕事頑張って!大好き」
ぺ「私も優しい宮井が大好き」
宮「俺も可愛いぺぺが大好き」
ぺ「可愛くないんだってばよ」
宮「可愛いってばよ」
ぺ「私のひねたとこが可愛いの?変だってばよ」
宮「素直になりたいのになれなくて悶えてるとこ」
ぺ「宮井とおってこれでも素直になった方なんやけどなあ…」
宮「うん、変わってくれてるのは分かってるよ。だから俺もその変化に全力で愛してるって言うの。」
ぺ「あんまり甘やかさんでよ、困らせるよ」
宮「困ったら困ったって言うよ。その時考えればいいでしょ」
ぺ「こまらせたらおしまいかと思っている。」
宮「そんなわけないだろw将来どっちかがどっちかの介護しなきゃいけなくなるかもしれんのに、その時同じ事言えるのかw」
ぺ「私はいいんよ、でも自分と同じように返してもらえるって思うのは図々しいかなっておもふ」
宮「そんなことないよ」

でもこの時はまったく納得できなくて。
帰ってきて、Skype通話し出したら、な
んだかわからないもやもやがすごくて。

宮井が遅くなってごめんね、寂しい思い
させてごめんねと言うたびに、私のもや
もやした部分が抑えられなくて。

謝られるたびに、攻め立ててしまいたく
なって、でもそんな我儘言ったらダメだ
とか思ったりして、どうしたらいいかわ
からなくなって。

私がむすーんとすると、やっぱり宮井も
むすーんてなるわけで…

私のわがままな部分とか、言えないとか
言わないと思ってたことだとか、全部包
み隠さず打ち明けてしまいました。


宮「お前、はまぐりそっくりだよな」
ぺ「?…はまぐり?」
宮「触手を伸ばしてきたと思ったら、直ぐに殻にこもろうとする」

言い得て妙な例え方だけど、確かにそうだとおもった。

そして、彼は私にわがままじゃない、と
自分が私に変えられたように、自分も私
を変えてあげたいんだよ、だから大丈夫
だよ、寂しい思いさせてごめんなって。

そんな優しい言われ方したらもう駄目で
わけがわからず涙が止まらなくて
なんでそんな優しくしてくれるんだろう
って、なんでか凄くしんどくて。
涙がぼろぼろと止まらなくなった。

自分と同じ気持ちを返してもらうなんて
図々しい、けど好きになるほど望んで、
もっともっとって我儘になって行く。
大切にされる度に、それが同情なんじゃ
ないかと不安と申し訳なさで一杯になる
私の昔の出来事とか、どうしてそうしち
ゃうのかとか、本当に全部。

宮井はひたすら優しく話を聞いてくれて
大丈夫だよ、好きだからって。
自分が八月の時、私に考え方とか価値観
を変えてもらったから、私にも変わって
もらったら嬉しいんだよって。
だから、こうやって話してくれたのも、
俺といる事を考えてくれてるからだって
ちゃんと分かってるよって。
昔私に棘を残した人みたいに、中途半端
に関わろうとしてるわけじゃない。
兄弟とかと同じ枠で彼女って枠が俺にで
きたんだよ、だから自分の事みたいにお
前の事を考えるのは当たり前なんだよ。
気を使う事も拒絶だから私のそれが少し
ずつでもなくなっていけるように、俺も
頑張るからって言ってくれました。

宮「大好きだよ」
ぺ「ずるずび…私も好き」
宮「へへ、よかったあ」

宮井が好きすぎて苦しい
でも、凄く幸せ。

宮「ペペがいてくれるおかげで、毎日生きていけるよ」
ぺ「嫌ちゃう?めんどくさいやろう」
宮「お前こそ嫌じゃない?」
ぺ「全然。なんで?」
宮「んーん、思っただけ」
ぺ「変なの。」

好きすぎるから、こんなにぐちゃぐちゃ
なのに、嫌なわけないのに。

ぺ「うう、好き」
宮「俺も」
ぺ「しっぺ返しがきそう」
宮「どゆいみ?」

いつか、私の感じる幸せに
ツケがくるんじゃないかって
でも、そんなの言えない。

ぺ「幸せってこと」
宮「俺の事も幸せにしてくれなきゃしっぺ返しくるかもね」
ぺ「どうしたらいい?」
宮「予想通りの幸福なんて意味ないよ」
ぺ「そっかあ…じゃあ幸せにするので毎日味噌汁作ってください。」
宮「うん、大好きだよぉ」
ぺ「うん、大好き」

自分に言い聞かせて
同じになれるように
溶けて混ざって
同じになれればいいのに

そんなことありはしないから
私達の愛が絶えませんように


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