2017/12/30 02:09




江戸川乱歩の短編集の1編。
江戸川乱歩は探偵推理物を書きたかった人らしいけれど、人気を集めたのはグロテスクなストーリーのものだったらしい。
「双生児」はそういうものではないけれど、ホラーみたいな扱いになることもあるみたいだからそっち寄りなのかな?
わたしは乱歩の怖いストーリーがわりとすき。
おぞましいくらいの人間の在り方とか、さいごにくるどんでん返しとか、おもしろい ^ ^
お父さんがオススメしてきたから読むかーってかんじで読みはじめたけど(笑)

しかし、双子が入れ替わる話は古今東西たくさんあるよね、 書きたくなる話なのかな?
Harry Potterにも双子いたし、入れ替わりとかやってたし。
とある死刑囚が語る罪のおはなし。
この罪に問われている殺人よりも罪深い殺人を過去に起こしましたよ、という彼のはなしがはじまる。
双子の兄を殺して成り代わっていたのだと。
これ、まじで労力はんぱない。
癖まねるとか、どんだけ...。気ぬけなすぎる...。
主人公も言っていたけれど、常に気のぬけない生活とか...。
それは罪の意識によるものかもしれないけれど、フツーにこの生活気ぬけない(笑)
こんな苦労するくらいなら前の生活してたほうがマシだったのでは???

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