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10人に一人は隠れクラミジアという事実

金融恐慌。日本人は学習したのかラスト！人として…

当時勤めていた夜のお店、ある日目の前に売り掛け台帳を出されて「これが給料だ！」と宣告されてしまったバブル崩壊時の筆者。

浮かれて誘われるがままにお客のお店に行きツケで飲みまくっていた私は相当な額の借金を背負っていた。

誰もがそんな状態。

しかし誰もが払うお金が無い。

昨日までの宴は終焉して、今日からは食べる物が何もない。そんな状態です。

仕方無しに売り掛けの回収に奔走しました。

例えば信用金庫に勤めるお客が飲食料金35万円未払いだったら。

私はメガホンを右手にその支店に行き、メガホンを使用して大きな声で、「コチラに勤めています山田さんは当店のツケを支払ってくれません！お金を扱う信用金庫の社員がこのようなことでいいのでしょうか？」とまくし立て、別室に無理やり押し込められて回収したりしました。

狼狽した山田は、「金の為ならそこまでするのか？このゴミが！」と捨て台詞。

私も応戦する。
「そのゴミにさえ金払わないんだろう！この７・３メガネが！」

毎日がそんな荒んだ状態。(実際はもっとダーティに回収しなければいけなかった)

実際この頃は、「誰々から１千万回収したら２００万やる！」みたいな話がゴロゴロありました。

でも、誰もが逆立ちしてもそのお金が無いのです。

そんな時、昔交際していた彼女が出産したと聞きました。

１０ヶ月前までは私と交際していたのに…

１０ヶ月…

１０月１０日前…

それは私の子供ではないのだろうか？

彼女とは突然と連絡が途絶えて自然消滅したのです。

しかし彼女はシングルマザーではありません。

誰もが滅茶苦茶だ。。。（現在「あの人に逢いたい」等のテレビ企画で本当の父親に逢いたいとかで来たらどうしょう…と怯える毎日です）」

それどころじゃない視野の狭い自分。。。

誰もが何かを求め、その何かに大枚をはたいてのかも知れない。

それは「愛」を探究しようとしていたのではないだろうか？

愛の探究の為に…

陳腐な仮面を被り不特定多数の人とマンションの一室で交じり合ったり…（私じゃないよ）

夫婦を交換したり…（私じゃない）

恋人を目の前で多数の異性に抱かせたり…（知らないってば）

不協和音しか聞こえない世の中…

そんなものは愛ではないと知りながらも誰も説明できない愛の具現化を有り余る資金源で可能にしようと試みていたのではないのか？

その資金源が消失した時、愚かな自分だけが浮き彫りになり絶望する。

慟哭する。

国民の大半が絶望していたのだ。

国民が消え行く泡と共に萎んでいくのに自分は営業しながら昼は集金…

営業といってもお客なんて１日数人。集金したお金は自らの借金に直ぐに消えてゆく。

既に自分自身の維持が難しくなりはじめたある日、私はお店を早めに切り上げた。

深夜、遊びに来たある女の子が閉店しているからと帰宅したそうだ。

実家暮らしの彼女、鍵を無くしてガレージの車の中でエンジンをかけたまま眠ったそうだ。

そして

一酸化炭素中毒による死亡…

問題なのは私がその女の子と何度も会っているのに私生活が滅茶苦茶で彼女を覚えていなかったという事。お店の営業なんて上の空だったんです。
どうやってツケを回収するかばかり考えてその他の事は抜け殻がこなしていたのです。

私が人ではなくなった瞬間でした。

その後日本人は倹しい生活をしてきました。

苦しい生活をしてきました。

ところがどうでしょう？

この不景気は？

最終形は同じではないですか？

最終形が同じならば人を捨ててでも快楽や楽しい事に興じた方がよいのか？

大きく道をそれずに耐え忍ぶのか？

貴方ならどちらを選びますか？

私はその後全てを処分して南の島へ旅立ちました。

そのお話はまたいつか…

終わり

次回はモンマルトルの丘の今後について考える重大な記事です。

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