ダンディーな親父。ライアン・ロールスト。東の国の初代国王。
言うまでもないが王子の父親で、同時に剣の師匠でもある。
王子には いつも何かと厳しいが、殊の外 大事に想っている。
話題:たんたか短歌★
柔らかな陽射しが広い王の間の隅から隅まで満ちていました。
王様は南に面する窓辺から花を眺めていましたけれど…
ふと急に眉をぴくりと吊り上げて扉のほうを振り返ります。
びったああん!! 扉を勢いよく開けて王子が駆け込んできて言います。
「お父上!! ボクは魚が好きなので お魚屋さんに なりたいのです!!」
話題:たんたか短歌★
朗らかな少年。マルル・ロールスト。東の国の王子。優しい。
お魚が大好物で、よく城の料理長たちを困らせている。
こう見えて小さい頃から王様に しごかれていて、結構つおい。
話題:たんたか短歌★
ある晴れた花の盛りの頃でした。東の国の お城の中で…
今日もまた王子は塔の屋根の上。お城の外を眺めています。
青空は恐いくらいに澄み渡り、森はキラキラひそひそ話。
どこからか風で ひとひらの花びらが、王子の側を飛んでゆきます。
その先の遠くで光る海を見て、王子は「よし。」と呟きました。
話題:たんたか短歌★
ねえ。君は知っていますか? 冒険が どうゆう時に始まるのかを。
もし君が知らないのなら、特別に こっそり それを教えてあげる。
冒険は いつも決まって突然に。風でノートが めくれるように。
無くしたと諦めていた鉛筆が、ある日ひょっこり見つかるように。
そう。そして、やっぱり王子の冒険も これから急に始まるんです。
話題:たんたか短歌★