シャープの香りと新しい服の香り



話題:しょんぼり


山崎は通信制高校に通っていて去年卒業予定だったんですが遊びとバイトに力を使い果たしまして学校をサボりまくりで一教科も単位が取れなかったんですね(´^ω^`)

つまりはゼロ単位(^o^)

バカ、ダメ人間、堕落三大要素が備わっています←


今年はチマチマ学校行って(学校は週一で行くか行かないかは殆ど本人次第)レポートやって彼氏さんにも手伝って貰って少しずつ更正してたんですが


先週、卒業不可という書類が家に届きました(^o^)



どーしYO\(^o^)/!!


実は卒業できたら彼氏さんと旅行行こうねって約束してたのに…期待を裏切ってしまった

それ以上にこんなに自分の時間を削ってまで手伝ってくれたのにダメ人間すぎる山崎に愛想をつかすんじゃないかと不安で不安でなかなか言えなくって黙ってやり過ごしてやろうかと企んでたんですけど←

日に日に彼氏さんからの卒業できるの?って追及が激しくなって白状しました〇△〇


その時は休日で彼氏さんが実家に帰ってたので電話で報告

山「あのね」
彼『うん^^』

山「山崎また留年することになった…」

彼『そっか、でも頑張ってたじゃん。』

山「頑張ってないから留年しちゃった」

彼『そんなことないよ。英語たくさん勉強してたでしょ?』

山「…うん(泣)」

彼『山崎は頑張ってたよ。ただ人よりスタートが遅れちゃっただけだよ』

山「…うん(泣)」

彼『あー側にいてあげたい』

山「来て」

彼『うん。行くよ待っててくれる^^?』

…もう夜だったし来るわけないと思って来てって行ったら本当に来てくれた(;_;)埼玉から山崎家がある田舎までバイクで来てくれた(;_;)どんだけ優しいのバカなの?なんなの?もう好き!!ってなった



初めて彼氏さんがバイク乗ってるとこ見た。かっこよかった…←

山「本当に来てくれると思わなかった(;_;)」

彼『いつも僕にバカバカって言うでしょ?』

山「本当に…バカだったんだね(;o;)」←来てくれたのに失礼

近くの何もない公園のベンチに座る

誰もいないし真っ暗で木が風に吹かれてる音しかしなくて2人だけの空間みたいで何だか好き

ずっと彼にくっついていたくて彼の手を握ったら素手のままバイクに乗ってたから氷みたいに冷たくて泣きそうになった

いつも温かくてホカホカする手なのに山崎のせいでこんなにさせちゃったから


彼『山崎が辛そうだったから側にいてあげたくて』

山「ごめんね」

彼「ううん^^」

ギューってしてくれて、いつもみたいに頭撫でてくれて彼氏さんの胸に顔を沈めたら新しい服の香りがした

山「(指ムニムニ腕ムニムニ指ムニムニ腕ムニムニ)」エンドレス

彼『そんなムニムニしなくてもいなくならないから安心して(笑)』

山「ほんとー?」ムニムニしてたのほぼ無意識←

彼『うん、ずっと一緒』

山「うんー」

彼『留年したら僕に振られると思った?』

山「うん。振られる」

彼『そんな訳ないじゃんバカ!!』

彼『山崎が卒業できなかったら?って聞くから不安なんだろうなって思ってたよ』

山「卒業できないの黙ってるつもりだったのに」

彼『(笑)そんなことさせないよ。追及するからね』

山「やだ(;_;)」

彼『山崎はいい子だよ。ただ人よりスタートが遅れただけで…。その分優しい子になれるからね』

山「バカっていつも言ってるのに?」

彼『それは愛情表現でしょ?全部知ってるから』


そのあとは、ずっとギュー。一応ここ公園だけど

彼『山崎お風呂あがり?シャープの香りする^^』

山「嗅ぐな!!」

彼『ふふ。好きすぎて気が狂いそう』



彼氏さんがずっと側にいてくれて大きい身体にギューされると凄く安心できて心が楽になれる

こんなの初めてで

いなくなってしまったことを想像しちゃう

想像したくないんだけどな

今は幸せでこの気持ちをずっと忘れないでいたい





10/09 20:03
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