時折、過去に捉われて泣く。


今日もいきなり悲しみはやってきて私を追い越す。それなりに幸せに生きている。嫌いだ、と声高く叫べるようになれればいいのに、心のどこかではまだ他人にも友達にも戻れずに愛しているのかもしれない。こういう得体のしれない感情というものが最も恐ろしい。




リミットは近い。答えは出ているのかもしれないが、もう少しだけ何も無い振りをさせて。

せめて愛の行方だけはきちんと葬りたい。