だんだんと周りが黒髪になっていくことに何となく嫌悪感をおぼえる。

別に就活を真面目にしていることに対して嫌悪感を覚えるのではなく、何となくそろそろ染めとかないとやばいよねって感じが透けて見えるから嫌。
というか、皆同じような髪型で同じような色、同じような就活用スーツ着て所謂テンプレに沿ってエントリーシートとか書いてて、気味が悪い。何で同じじゃなきゃいけないのかまだ分からない私は大人じゃないんだろう。

そんなことを話したら大真面目に「リスク回避」について説かれた。いや、わかるんだって。それが当たり前だから、少しの差で落とされない為にマナーとされていることをするから同じようにしなきゃいけないってことは。



でもね、個性をアピールしましょうって言うのなら普段の自分を見せろよって思っちゃうんです。勿論、見た目が大切な仕事もあるとは思うけどね。
毎日遊んでいて単位がギリギリな人が「やりたいことがあって大学に来ましたが、今までずっと抱いてた夢を諦めようと思います」って言うのは間違ってる。なら普段からもっと真面目に生きろよって思うし、真面目にやってきてそれでも諦めた奴に謝れよと思ってしまう。

皆が皆同じなんて一番面白くない生き方だと思う。でも、それが一番この国では生きやすい方法だと思う。
同じであることを考え抜いた上で選ぶ人のことを私は心から尊敬するけど、何となく楽だからといって選ぶ人を私は好きにはなりきれない。

今の時期は特にそんな人ばっかりで、金髪だったあの子もモヒカンだったあいつも、レインボーさんって影で呼んでいたあの人も皆墨をこぼしたみたいな黒で悲しくなる。
かという自分も結局悩んで無地の就活用スーツを買ってしまったから、きっと同族嫌悪なのでしょう。まだ髪は赤茶のままだけどね。


最後の悪あがきとして、黒には染めずにダークブラウンにしようと思う。
私の最終的に目指す先は就職じゃないからと言い聞かせて。







また酔った勢いで「私が本を出してギャフンと言わせるまで死なないで下さい」とか言ってしまったので、今以上に本気にならないと「死ねないだろ」と怒られてしまうなと思った週末でした。