先日、久々に生の演劇を観て、ついでにそれが野外劇で寒くて仕方なかったけど、とりあえず書かないと死んでしまうなあとぼんやり思った。
誰も演者がいない戯曲とか、わたしのための詩とか、何にもないから消えていくんだろうか。








「最近、調子はどう?」
「別に特段変わらない日々だよ」
「それでも君は変わっていくね」
「んーどうだろうね、きっと君が見ているのはずっとずっと表面的なことで、大きな違いなんてひとつもないんだ」










胸が締め付けられるような、そんな激情の中で、駆け抜けるように生きてみたかった。
人の心拍数が一生のうちで決まっているなら、それを捧げてもいいと思えるくらいの相手を見つけて、恋して、愛し合って、でろでろに溶けるようなセックスでもして、やっぱりぼんやりとタバコを吸いながら泣くように、祈るように書き続けていきたいのだ。