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0.01は抗えない群青

毎日毎日あっという間に時間が過ぎていく。
例えるなら、液体をすくいあげて一気に地面に叩きつけるようなそんな感覚。
当たり前のように働いては寝て、消費されていくだけの日々だ。

人らしく生きることがどれほど難しいことなのか、痛感しては泣きたくなる。
それでも微笑んで目の前のことをやらなくてはならないから、かなしいね。












いつから落ちてしまったのか、そんなのわからないけどここまできたらもう行くところまで落ち切ってしまえたらいいのに。
何がしあわせなのかなんてものさしで測っても仕方ない。
なのに、形にはめるだけで安心するのは何故だろう。


「わたしはあなたのこと、すきじゃないけどすきだよ」
「お前の愛はいっつもキリスト並のでかさだな」
「あはは、確かにそうかも」
「仕方ないよな、それじゃ」
「かもしれないね」
「そうだろ」



こうすれば概ねしあわせになれるビジョンは見えているのにそうできないから、今日も電話して見えない手を握りしめていこうね。
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