スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

let me see

例えば、例えばの話だ。

「あなたのことがとてもすきです。
あなたのかなしみもくるしみもぜんぶうけとめてあげましょう。
そして、しあわせになりましょうよ」
と誰かに言われたとして、その差し出された手を掴むかどうかってなかなかに難しいと思うのね。
私は私でしかなくて、それを確かに認めては欲しいんだけど、全部ゆるされたらこの先どうしたらいいかわからなくなりそうなんだ。断罪されたくて書いているのに、そんなことしたらどうなってしまうんだろうって。

勿論、ヒトはしあわせになったくらいじゃ死にはしないけど、私は多分死ぬから掴めないし掴みたくないんだよ。










「正直に言うとね、距離感を図りかねているんだ。傷つきたくないし、傷つくのは目に見えているから。でも、距離を取るのが下手くそだからこのまま行ったら、多分おしまいだね」


好きだったはずの煙草すら甘ったるくなるような夜はどうやって過ごしていたのか、最近は想像すらできなくて、この胸のチリチリした痛みにも満たないそれに名前をつけようとしているあなたとの関係すら、多分掴めないままなのだろう。
前の記事へ 次の記事へ