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しあわせは歩いてこない

正しくは生きられないんだなって思った。
固定概念が多すぎて、勝手に背負わなくていいものを決めつけて背負っていたのは私自身だ。それがいいことか悪いことかなんて明白だけど、今更やめることなんてできないからしんどいね。誰のためでもなく自分のためだけに生きるだなんてどれだけ難しいことか。「君は自由だ」と先生はいつも私に言う。それならどうして毎日こうして悲しくなってしまうのか教えてほしかった。好きな人に好かれる、それだけで良かったのに。







傷つくために会いに行った。
相変わらずの感じで優しくしてもらい甘やかしてもらいながら擬似的恋愛を楽しんだ。その分、優しくして甘やかしたけど。分かってはいたけどこれ以上もこれ以下もないんだろうな。所詮は遊びでしかないし、お互い人肌恋しいからこういうことをするだけでしょう。世間的には間違っていてもこういう生き方しかできなかった。例え嘘だと分かっていても「普通に可愛いと思う」とか言われて舞い上がっちゃうのと同じ。どうしようもない人間だ。それでも今日を生きていく。






「何?面白いことあった?」
「付き合ってもないのにこういうことをするのって何だか可笑しいなって思って」
「……この時代この年代の若者によくあることだよ」
「そっか、そうかもしれないね」


傷つくためと言いながら、会う日だけは煙草を吸わないでいること、知らないだろうな。終わりがいつなのかと聞けないまま、始めることを諦めたよ。次はあるのかそうでないのか。気軽にDVD貸してあげるとか言わないでくれ。期待するだけ悲しくなれるから一生そのまま誰かを傷つけ続けていてね。
甘ったるい声で一回だけ名前を呼ばれるだけで許してしまうの、どうしようもない女だから。
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