急速平行落下

唐突な話をします。

くじ運ってあるじゃないですか。私の家族って何故か皆凄く引き当てる力を持っているようで、よく懸賞とか福引とか当たるんです。反対に私は全くそういうものに当たることは無く、代わりに進路方面では大当たりを引くことが多いです。今までの人生経験上、なんだかんだ苦労とか努力とかも必要なのですが、最終的にどうにか第一志望のところにポンと入れたりするような感覚が私のなかにあります。まあその分代償はあるんですけどね。











友達に戻ろう宣言をされました。

一定以上の部分から急に元の場所へ再構築し直すことはとても困難なことです。何もなかったことには出来ないのに、きっとこのままゆっくりと始まりに戻って無に還るんだろうなあと思うととても寂しいことです。

少なくとも電車の中で無意識のうちに大号泣してしまい、目の前に座っていたおじさんに心配されて席を譲ってもらう経験はもう二度と出来ないでしょう。人って本当に悲しいと無表情のままポロポロ涙が出てくるものなのね。あれはドラマの中だけだと正直思っていました。美人なあの子が泣けばきっと素敵な雰囲気になるのに、どうして私はこんなにも涙が似合わなくて不細工なんだろうと思うと更に虚しくて泣けました。

今はもう元気です。
ご心配なく。













前回の結びに少しだけ書きましたが、「見た目と違う、何かがダメ」とよく言われるタイプの人間です。

見た目は陽気そうな派手めの子なのに……とも評されますが、人間見た目なんていくらでも取り繕うとすればどうにでも誤魔化せます。中身も時折誤魔化しますが。


人を大きく形成しているものは性格なのでしょう。いつの間にか生きやすいようにしていった結果、どうやらどこかが歪んでいったようです。それはここで書くことでもないし、これから先誰かに話しても理解される部分ではないから省略します。ただ自分の考えが世間一般からずれていること、それはその他大勢からしたら間違いされていることを認識できていることが唯一の救いです。それがわからなかったら人として終わっているんですけど。
宙ぶらりんの世界と私を結んでいるのは恐らく人と書くことで、それを失ったら本当の終わりなんだろうなあ、なんて夢を昨日くらいにみた気がします。嘘だけど。






「ねえねえ」
「何？」
「いつから好きだったの、私のこと」
「教えない」
「嫌だ教えてよ」
「好きって何かから定義付けしないと……」
「好きは好きでしょ、今の気持ちは愛ではないのか」






誰かを先に好きになることはあれど、他の誰かに自分より先に好意を抱いてもらったことなんて一度もない。恋をして努力して実らせることはあれど、誰かに想いを告げられることなんて一生ないと思っていた。

占いではモテ期来ないし恋愛運は最低で、酒ばっかり飲む大食漢で気持ちも上手く表情に出せない。

そんな私をずっと好きだと言ったあの人はきっと私以上に変わり者。















世界平和は願えないし相変わらず宙ぶらりんのままフラフラしている。
そんな日常が少しだけ楽しくなってきたのはきっとたくさん好きって言ってもらっているからでしょうか。





おやすみなさい、素敵な夢を。
明日もあなたの幸せを願って。