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蓋をした夢


悪いやつは私です。


「空っぽになった」と泣き喚いて
その溝を上手くばれないように
しっかりと埋めようとしていて

ほんの少し甘えてみたり
声をかけたら解決するかもしれない
なのに、たったひとことの
「たすけて」
が二十年生きてても言えないまま

本当は辛くて寂しくて怖い
表面ばかり取り繕っている
私の中身はヘドロ化した感情と
薄っぺらな嘘とか、愛とか

水玉を着ておけば
大体可愛いねって言われるし
真面目に取り組めば
単位だって取れる

昔の自分が思い描いた
『理想』の人には一生慣れないと
気付いたのはいつだろう
素直に泣けたあの頃の私は
今の自分を見て泣くだろうか

もういっそ
世界中の誰よりも嫌われたら
誰かを愛せるようになれるのかな

無言で灰皿を出されたり
ジョッキが似合うと言われたり
本好きなんて意外だと言われたり
誰かの一番になってみたり

どうにか上手くいってるんです、人生
高望みしてるのは自分だけで
我慢しないで生きればいいよ
世界は五分前に生まれたのだ



おやすみ、せかい。
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