小話

(落乱) 久々知
11/10/09 17:18

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「…あの子可愛いよな…」

「！？」

「？みんなどうした？」

「まっ、まさか兵助の口からそんな言葉が出てくるとは思わなくて…」

「なんだ、そんなことか」

「で、兵助〜。お前が気になっちゃう可愛い子はどれだ？お兄さんに言ってごらーん？」

「鉢屋うざい」

「かんえも…っ！」

「あの、入り口近くに座ってる子。あ、今味噌汁飲んでる」

「なんだあいつか」

「ハチ知り合いなの？」

「おー。よく飼育小屋に遊びに来んだよ。大体がうさぎと狼目当てでな」

「うさぎと狼…」

「なんて真逆な」

「ハチ俺を紹介してくれ頼む」

「ひ、一息で言われると怖ぇよ」


＊


「おーい(名前)、ちょっといーか？」

「お、竹左ヱ門」

「だから俺は八左ヱ門だって…まぁいいや。お前に紹介したい奴が居てな。時間大丈夫か？」

「いきなりなにそれー。いーよ」

「悪ィな。こいつ、久々知兵助。別名豆腐小僧」

「あー…噂は聞いてますよ、豆腐小僧さん」

「はっ、はじ、はじはじはじはじはじめまままして、久々知へいしゅけです」

「え、なにどうしたの。顔は無表情なのに凄いどもってる」

「兵助どうした」

「ちょっ、また後で！」

「あれっ、久々知くん？」


＊


「…………おれ、印象最悪じゃん…」

「逆に色濃くあいつの中に残ったと思うぞ」



＊＊＊
こんな久々知でもいいと思う



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