黒猫+子猫+飼い主

本当に本当に大嫌いです。
9月23日 01:01


話題:両親


私は両親を親だと思っていない。
他人との区別上、親と呼んだりもするけれど、親だと言う認識は無い。
お金を払ってくれる大人、とも言い換えることが出来る。

私の事を世間の人は可哀想な人だと思うんだろうか。

親を愛せない子供、なんて。
そんな認識をされたならば、苦笑いしてしまう。
親を愛せる子供は、子供を愛せる親の元で育ったからだ。
子供を愛せない親の元で育ったならば、親を愛せる子供は育たない。
蛙の子は所詮蛙なのだと思う。

父親からの「気に食わない」という認識からの暴力。
母親からの十数年来からの祖母や周りへの永遠に続く暴言、
子供への悪口・嘘つき扱い、子供の失敗を永遠と責める。

子供に選択の余地を与えず人生を勝手に決めてきた挙句に「金食い虫」と
高校時代に言われ続けたのは、今では笑える話だ。
そんな私も高校時代に一度親に反発をした。
古典的に「家出」というやつだ。
十二月は帰らなかったが、親が匿って貰っていた相手側の所まで来てしまい
結局匿って貰った相手に諭されて正月には帰った。
其の後は子供に与える罰のように外出禁止令が出された。
反発し、家を出た理由も両親は知らない振りをした。
家に帰ってきてからは私は悪者扱いをされ続けた。

彼氏が出来ても、私は両親には隠していた。
兄弟に恋人が出来なかった所為でもあるが、矢張り、気が引けた。
父親は恋人などを毛嫌いする傾向にあったし
母親は私に出来た恋人を偏見で全否定する。

二度ほど母親には紹介もしたが、二度と会わせる事は無いと思った。

母親は学歴・社会人ならば収入も合わせて人を判断する。
決して性格などでは相手を見ない。
こんな母親に誰が人を紹介できる?

今回の妊娠騒動は私にとっては有難かった。
過去にあった出来事の為に、妊娠は望めないと思っていた。
だからこその無茶もしてきたし、そういう無茶が出来たんだと思う。
自分自身のお腹に生命が宿るのを見た時、心から「嬉しい」と思えた。
命が、たった一つで小さな命が、私のお腹に居て呼吸をし、鼓動を打っているのだと。
これ以上の嬉しさは無かった。

私は直ぐには親には言わなかった。どうしても下ろせと言われるからだ。
「そんな親はいない」と言う人もいた。
皮肉にも実際に言う親は存在するのだ。私の親のように。
八月の後半、家に帰る前に携帯で「妊娠した」という事実だけを連絡した。

親からの返信は、産むの?だった。
勿論「おめでとう」なんて言葉は直ぐには出てこないであろうと思ったし
直ぐに出てくる親ではないから期待はしてなかった。

家に帰ると、母親からの冷たい視線、兄の軽蔑の眼差し、帰ってきた父親からの質問攻め。

私の居場所は何処にあるんだろうと思った。
向き合ってくれる人も居なければ、言動で「子供は邪魔」と伝えてくる。

新米の親として扱ってくれるのならば、聞きたい事なんて山ほどある。
子供として扱ってくれるのならば、支えて欲しい事なんて山ほどある。

私だって不安だし、泣きたくなるし、潰れそうになる。
果たしてこれでよかったのか、産むという判断をして良かったのか、私の我侭で相手の未来を潰さないか。
でも、お腹の子は「生きている」。これは違わない。
私も生きていて、この子も生きていて、その命の重さに変わりは無い。
私はそう信じて、産みたいと思っていた。

「お腹の子は人生の邪魔。どうせお腹に居る内は人じゃない。下ろした方がいい」

この言葉をまさか親から聞くなんて思っても居なかったが。



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