お月様


8月19日 09:53 :BASARA
次の一歩で俺は落ちる @ 三政 パラレル

先に「新作です」
を読むことをお勧めします

※東京喰種パラレル
(ちょいちょい原作と
間違えているところも
あると思いますが大目に見てやってください)










俺は今危ない橋を渡っている自覚はある
もういつ橋が壊れて落ちても
おかしくないほどの危ない橋だ
自分の命が危ないことだって承知だ
もしくはもう俺は橋から落ちているのかもしれない


だが今更渡ってきた橋を戻るなんて
そんなことできるはずもなかった





  次の一歩で俺は落ちる





ピンポーン という軽快な機械音が鳴った
今は夜の9時ごろ
そんな時間に俺の家に訪ねてくる奴なんて
一人しかいない

「おい、政宗いるか?」

とドア越しに呼ばれ
俺はドアのチェーンを外しに行った

「おお、よく来たな!上がれよ」

と家中へとその客人を招いた



政宗とは俺の名前で
今は婆娑羅大学に通っている学生だ
まあそこそこのアパートに一人暮らしをしている
親はいるが今どこにいるのかは不明だ

そして客人の名前は三成という
三成は幼いころ親を亡くした孤児であり
その後施設に預けられていた

三成の親は喰種という
人間を食べて生きている「バケモノ」
に殺されたそうだ
そういう子供たちは親が喰種に殺された
子供たちが集まる施設で
ある程度大きくなるとその子供たちは
喰種を駆除するための養成施設に入る子がほとんどだ

そしてその養成施設を通った子供たちは
CCG(喰種対策局)に入り
喰種捜査官として喰種を調べ、殺し
町の平和を守ろうとしている

そして三成もまた喰種捜査官だ
危険なこともたくさんあるが
喰種との戦いでも普段の喰種を
調べるのも優秀だそうで
24歳という若さながらも出世街道を
すごい勢いで進んでいる


そして俺はというと
その三成の敵であり
人間の敵である



喰種という「バケモノ」のひとりだ



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