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思い出

空さんが天国への旅に出て、しばらく経ちました。
画像は、天国に行く10日前の空さん。

正直、辛いです。
死ぬ前から空さんが心配しないように、たくさん声をかけてたんです。
私は大丈夫だよ。前向いて生きるよ。大好きだよ。ありがとう。って。
24時間の点滴が始まってから毎日言ってたんですが。
育児で子と2人きりなのに、急に泣いてしまったり。
無意識に空の姿を部屋に探したり。

思えば、初めて出会った12年前。
空は狭い檻からなんとか外に出ようとブサイクな顔して必死に顔を檻に挟みつけていて。
ずっと甘えた声で鳴き続けていたんです。
以前、私は犬を飼っていたんですが、小学生の無責任さでちっとも可愛がっておらず…。ある日心ない人に農薬で毒殺されてしまい、すごく後悔したんです。
だから、次に動物を飼う事があったら、犬でも猫でもとびきり甘えん坊の子を迎えて、死ぬまで可愛がろう。
そう思っていた私にピッタリの姿の猫。
それから12年の付き合いでした。

子猫の時は、いつも私の顔にお尻を擦り付けて寝ていたな。
動物病院で鳴いちゃダメ!って怒ったら、口閉じてウーウー唸って抗議してたな。
冬は必ず脇の下に潜って私の体をフミフミ揉んでたな。

思い出がありすぎて、今でもまだまだ幸せな涙が出てしまいます。
私の腕の中を最期の場所に選んでくれるなんて、私が一番安心できる場所だったんだって自惚れてもいいかな?
私との12年は、空にとって幸せな時間だったんだって思い込んでもいいかな?

猫と暮らすなんて、きっと人間のエゴなんだろうと思う。
本当は自由に外で生きていけるのに、首輪をつけて家に縛りつけて。
1日の半分は外に出ている私を一匹で家で待たせて。
1匹の時間は寂しくなかったのかな?
いつも病院という痛い場所に連れて行く私を恨んだりしなかったかな?

後悔しないように過ごす努力はしてたけど、やっぱりいなくなると後悔しちゃうね。
もっと何かできたんじゃないか?
もっと愛せたんじゃないか?

空と暮らした時間は、私にとって一生の大切な宝物です。
今はまだ、空さんの形にぽっかり空いた心を埋められる気はしないけれど。
いつか空に、笑顔でありがとうって言いたいな。
私のそばにいてくれてありがとう。
空の短い一生を横で見守らせてくれてありがとう。
私を支えてくれてありがとう。
またいつか、空さんのそばにいさせてね。
大好きだよ。
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