「菅野太一、ふっかーつ!」
「わ〜、カンノ君よかったね〜」

 今日は伊東クンの部屋にIFサッカー部の有志が集まっている。目的は、まあ何かサッカー見ながらわいわいしようっていう、今日はやる方じゃなくて見る方がメインっていう感じ。伊東クン家のテレビって大きいし綺麗だしで、観戦には最高なんだよね。で、本日の主役はこの人。

「いや、マジでしんどかった。何なん!? マジでクソかよぶっ潰すぞって思ったよな。しんどくて起き上がれないし、何もする気力湧かないし。音が降ってきてもキーボードに触れない! しんどい!」
「でも、カンカンが元気になって良かったよ。ねえスガちゃん」
「バンドにしろ何にしろ、カンがいないと話が進まないからな」