「対策委員です。って言うかアンタ珍しくちゃんと来てるのにどーしてアタシが進行役なの?」
「まあ、いつもの形でっていう体で。頼む果林」

 対策委員は、各大学のテスト期間が終われば春の番組制作会に向けて動き出すことになる。今日はその前の、テストが開けたら何しよっかーという確認と1・2年生の交流事業が展開されている。あっ、もう次期対策委員も来てるんですね会議には。
 春の番組制作会では、5月にあるファンタジックフェスタに向けてダブルトークの練習をしようということになっている。来年度もファンフェスがあるということを前提にしてるけど、まああるでしょ!
 それで、ダブルトークの番組を作る班を当日くじ引きで決めて、制限時間内に番組を作って発表しましょうという流れ。特別な講習があるワケじゃないから講師を呼んだりはしない。やっといてみようかっていう会。ただ、ここで問題が。