100829 21:45

この番組が好きな人に、読んでほしいです。
世の中にはこんな考え方もあるんだよということを知ってほしい
ただそれだけです


話題:24時間TV



番組の企画で、障がいを持った方が、自分のハンデを乗り越えて何かを成し遂げようとすることは素晴らしいと思う。
それがその人自身の人生にプラスになるならいい、ただそれだけなら。

それを見た視聴者が、
「障がいを持ってても頑張ればできるんだ、私ももっと頑張らなくちゃ」
と、思ったとする。

私は、これは無意識のうちの差別だと思う。

「障がい者」という名前の人間はいない。障がいは不幸ではない。そして、本人にとってはその身体が「普通」なんだ。ただその人が、日常生活やコミュニケーション等で苦手なことが多いだけなんだ。苦手だから、工夫したり、訓練したり、手伝ってもらうことでそれをカバーしているわけで。それは健常者も同じでしょう。

その人が障がい者と関わったことがないなら、新たな発見をしただけかもしれないけど。それでも失礼だと思う。

そもそも普通って何?何が普通の基準なの?誰が普通の人間なの?同じ人間はこの地球に一人もいないのに、どうして比べることができるの?

私たちはそれぞれ自分だけの「基準」がある。その基準を他人に当てはめ、判断しようとするのはおかしい。
だから、「私は私で、あなたはあなたの基準で」頑張っているって考えるのが、その人に対する本当の評価じゃないのかな。

この番組は、無意識のうちの差別を助長する可能性も含んでいると思うんだ。
だから私は、好きじゃない。




( 24時間テレビについての考察 )

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