「大丈夫か?」と問う貴方に「大丈夫」だと私が答える度、貴方は決まって「お前は弱いくせに強がる。俺には強がらないで頼れ」と言ってくれた。

つまらないプライドと意地で強がった果てに自らを追い込み、いつもいつも不安定な足場に立っている心地でいた。周囲の人間は、誰もが私を有能な強い人間だと評価してくれた。それは誇らしいことではあったけれど、とても窮屈でプレッシャーを感じることでもあった。
そんな私の虚勢を見抜いて「どうして頼ろうとしないのか」と叱責してくれたのは母だけで、母だけが唯一の理解者だと思っていた。
だからこそ、母に次いで私の正体を見破った貴方に私は心を奪われ、貴方は私の救いになるヒトだと信じていた。

なのに。
それなのに。

貴方の言葉に従って頼っても貴方は応えてくれず、あまつさえ救いを求めるほどに貴方は遠ざかって行った。

だからそう、やっぱり私は大丈夫。

私は何でも出来るし、むしろ単独の方が調子が良い。馴れ合いも助け合いも必要ない。烏合より孤高で結構。
誰かが助けてくれると期待した途端、誰かに弱さを晒した途端に折れてしまうような“私”は、外面の影に隠れて、夜中にのそのそと起き出して泣いていれば良い。


病ん病んyummy!
先日、ばったり駅でアモさんと共通の知人(元同僚)に遭遇した所為か、アモさんの夢を見てしまったAkashiです。

お察しの通り目覚めると泣いていて、その日は終日ぐずぐずでした/(^O^)\

実は、その知人をはじめ、私たちの交際を知るヒトは誰一人としておりません。
アモさんが口外していれば別ですが。

決して職場恋愛が禁止されていたわけではないのですが、夫婦の所属が分けられるため、大抵が結婚するまで交際を公表しない不思議な会社。
付き合い始めた頃、アモさんは「お前とのことは真剣に考えているから誰にも話していない」と言っておりましたが、真剣に考えているから話していなかったのか、話したくなかったのかは今や確かめる術もなく。

確かに、以前の彼は職場の女の子と食事や買い物に行ったとか、終電を逃したから自宅に泊めたとか話していたし、周知もされていましたが、私との話題や噂が一切なかったことは事実で。
だからこそ誰も知らないのですが、これが如何に危うく脆弱な関係だったか、痛感している今日この頃。

齟齬があって擦れ違えば距離を埋め難く、私たちが断ち切ってしまえば再び紡がれることはない糸。

ではでは。
ほんとうにどうしようもないと自覚していながら、正体を見破られた敗北感に苛まれ続けているAkashiでした(^O^)/