世の中には育毛や薄毛ケアに対する俗説やヤラセ記事が多いです。
医療機関で発表している薄毛治療のガイドラインを参考にするのも良いかもしれません。
育毛を始めるときは、まず、正しい知識を身につけることから始めても遅くはありません。
たしかに効果があるものの、人によっては肌トラブルを起こすような製品を「誰にでも」と言って売っていたりすると、育毛効果が得られれば良いですが、抜け毛が増えたり、地肌が傷んだりする可能性もあるのですから、医療や科学的な理論に基づいた根拠があるのか、どんな症状に効果があるのか(ないのか)、積極的にクチコミを収集して知識を増やしたうえで取り入れるようにしたいものです。
正規の育毛製品であっても、体調や肌質によっては刺激を感じたり、副作用が強く出るなど、合わないことがあります。
そんなときはすぐに使用をやめるようにしてください。
若いうちに治療を開始したほうが高い治療効果が得られるというのは事実ですが、薄毛や生え際の後退がかなり進んでいる場合でも、地肌に隠れている毛母細胞が死滅していなければ治療はけして手遅れではありません。
毛母細胞というのは、目を凝らしても視認できないので、毛がなくなってしまっているようでもそれで毛母細胞まで無くなってしまっているわけではないのです。
悩み続けるよりははっきりさせたほうが良いので、専門の医者に検査してもらい、今後の対策をたてることが肝心です。
性ホルモン由来で進行性の男性型脱毛症のことを略して、AGAと言います。
発症するのは思春期以降で、前頭部からはじまり段階的にM字状に脱毛部位が広がっていくのです。
同じ時期につむじ付近の薄毛も進行するという人が多いです。
なぜAGAの症状が出る人とそうでない人がいるのかは、以前から研究対象になっていましたが、部分的に解ってきたことを組み合せてもなお、不明なところが多いのです。
ただ現状では体内で合成される男性ホルモンからくる症状であることは判っており、新しい薬の開発に役立っています。
近年、発毛クリニックである「リーブ21」がウーロン茶の成分に育毛効果を見込めるというレポートを学会で発表しました。
具体的には、男性ホルモンが薄毛の原因であるDHTに変わるのに必要な酵素の働きを、ウーロン茶の成分が抑えることで、とくにAGA(男性型脱毛症)の治療に役立つ見込みがあると発表したのです。
ですが、ただ単にウーロン茶を飲んでいれば育毛できるという訳ではないことを断っておきます。
育毛にとって、大切な栄養素の一つに亜鉛がありますが、必要な摂取量は、毎日15ミリグラムが一日の量となります。
栄養素の中でも亜鉛は、吸収効率が悪い側面があるので、50ミリグラムの摂取を毎日行っている方もいるようです。
けれども、一回あたりに多量の体内に亜鉛が入ると副作用として、頭痛などを引き起こすことがありえますから、空腹状態での摂取はやめ摂取は、何回かに分けてください。