発毛や育毛を専門とする個人のクリニックだけでなくて、一般的な病院の皮膚科でも育毛治療を受けることは可能なのです。
簡単に皮膚科といっても美容皮膚科と一般的な通常の皮膚科があり、どちらにかかっても構いません。
ただ、薄毛治療を専門に扱っているのは美容皮膚科です。
そして、通常の皮膚科と美容皮膚科どちらを選んでも保険適応外で全額自己負担です。
薄毛治療を終えるのには長い期間を要しますし、通いやすい場所にあるということも通院先の皮膚科を選択する上で重要な点になります。
薄毛や抜け毛の原因のひとつとして運動不足があります。
血行が良くないと代謝も損なわれますので、育毛をはじめる方は、同時並行で運動量を増やすよう心がけましょう。
まずは軽い運動を習慣的に行う必要があります。
ただ、仕事時間は決まっているし、家にいる時間も限られていて、運動なんてなかなか始められないという人も多いでしょう。
もともと運動が嫌いな人もいるかもしれません。
とりあえず、一日に何度かストレッチをしてみるのをおすすめします。
仕事中と家にいるときと、複数回行うのが良いです。
以前、何かスポーツをしていた人ほど難しく考える傾向があるようですが、育毛にはほどほどの運動量で構わないのです。
ラジオ体操ぐらいのメニューで構いません。
ゆっくりと体を動かすストレッチ動作で全身がほぐされて血行が良くなりますから、外では合間を見て、首や肩を回してみてください。
首から肩にかけての血行を良くすることで頭皮も血流も良くなり、気持ちもスッキリするはずです。
血液ドロドロの起床時や、リラックスしたい就寝前のストレッチもいいですね。
育毛治療の効果はどのように現れるのでしょうか?一般的に、効果を一番に実感できるのは、それまでは髪がなかった部分に生える産毛の存在です。
個人差はあるものの、育毛薬で治療している人の場合、だいたい3ヶ月から半年ほど続けていれば、産毛が生えているのを見付けられるかもしれません。
こうして新たに生えた毛髪が抜けずに成長し、丈夫な毛髪になれば、薄毛の悩みが軽くなっていくでしょう。
一度は耳にしたことがあるであろうカプサイシンという成分は、唐辛子に多く含まれていて注目の育毛成分です。
血行が良くなることで頭皮の状態が良くなることが考えられます。
また、大豆食品にも多く含まれるイソフラボンと一緒に摂ることで、毛母細胞のはたらきを活発にするための成分を増やすことができるでしょう。
とは言え、意識しすぎて全体の栄養のバランスを欠くのはよくないです。
今、育毛用の薬として厚労省から許可が下りている薬は、ミノキシジルとプロペシアの2つしかありません。
この2種類のうちでプロペシアは内服薬で、ミノキシジルの方は外用薬として売られています。
内服薬のミノキシジルもあることはあるものの、現在日本ではまだ薄毛治療薬として認可されていないので、何としても入手したい場合には個人輸入が基本手段でしょう。